OpenClaw のインストールガイドを終えたのに、「CLI は動くが Gateway が死んでいる」「モデルがタイムアウトする」「WSL2 でデーモンが常駐しない」といった状態が続く場合、必要なのはインストール手順の写経ではなく、インストール後の検証と症状ベースの切り分けです。本稿は三プラットフォームのインストール、Docker 本番、Secrets/PDF などの高度ガイドと線を引き、症状マトリクス、6 ステップの手順書、運用で効く指標が 3 つに絞って述べ、WSL2 とネイティブ Linux/macOS の違いも整理します。
長寿命の Gateway、モデルの外向き通信、ローカルデーモンを組み合わせたシステムは、「部品ごとには問題なさそう」なのに失敗しがちです。オンコールでは、一度きりの設定ミスと断続的なネットワークや電源ポリシーも切り分けてください。表に進む前に、次の 5 点で認識を揃えます。
オンコールでは表を使います。CLI のコマンド名は、インストールした OpenClaw のバージョンに合わせてください。深掘りの前に doctor または同等のチェックを優先します。
| 見える症状 | 想定される方向性 | まず試すこと |
|---|---|---|
| プロセスがすぐ終了する | Node のバージョン、権限、カレントディレクトリ | 公式の Node 基準に合わせる;doctor を実行;インストールユーザーとデータディレクトリの権限を確認する |
| Gateway のポートが無反応 | バインドアドレス、ポート競合、ファイアウォール | リスナーを確認する;ローカルで curl によりヘルスを確認する;ホストと上流のセキュリティグループを確認する |
| モデルのタイムアウトやストリーム切断 | 外向き通信、DNS、プロキシ、リージョン、クォータ | 最小リクエストで試す;プロキシを迂回する;クォータとエンドポイントのリージョンを確認する |
| WSL2 のみで素の Linux は問題ない | ファイルシステム性能、仮想ネットワーク、systemd の穴 | リポジトリは WSL の ext4 側に置く;ドライブをまたぐ巨大なツリーは避ける;systemd/ユーザーセッションの方針を検証する |
| スリープやアップデートのあとに失敗する | ノート PC の電源ポリシーとデーモン復旧 | 電源設定;GUI セッションとともにデーモンが死ぬか;専用ホストが必要か |
# インストール後の確認(CLI の名称は環境に合わせてください)
openclaw doctor
curl -fsS "http://127.0.0.1:${OPENCLAW_GATEWAY_PORT:-PORT}/health" || true
WSL2: /mnt/c 上での重いビルドやファイルウォッチャーは、Linux のファイルシステムに比べて遅く、イベントを取りこぼすことがあります。長時間動かす Gateway はリポジトリとデータを WSL の Linux ボリューム側に置き、systemd/セッションのライフサイクルは別途検証してください。
手順は Docker のヘルスチェックの規律を踏まえつつ、ベアメタルやハイブリッドにも当てはまります。受け入れ基準はいずれも再現可能であるべきです。
ドキュメントの代替にはなりませんが、レビューとオンコールの言葉を揃えられます。
スリープ、アップデート、権限ダイアログが長寿命プロセスを中断します。WSL2 とネイティブ Windows ではネットワークの差もさらに開きます。OpenClaw の Gateway をチームが頼れるものにするなら、観測可能な専用の Apple Silicon ホストの方が、ローカルでの場当たり修正を重ねるより有利なことが多いです。
MACCOME は、安定した Gateway と自動化向けに複数リージョンのベアメタルリモート Mac を提供しています。インストールと Docker のガイドのあとでも、スリープとデーモン復旧がまだ痛むなら、ヘルプセンターから始め、料金とリージョンを揃えてください。
短期のノート PC 上のデバッグでは、この 6 ステップのチェックリストとヘルスチェックのスクリプト化まで進めてください。CI や 24/7 のエージェントが絡むなら、ローカルにパッチを積み増すより、専用のリモート Mac への移行を検討する価値があります。
よくある質問
インストールガイドにコマンドは載っているのに、なぜ本稿があるのですか?
三プラットフォームのインストールガイドは「どう入れるか」、本稿は「健全性の証明と症状の切り分け」です。
Docker 本番の記事と重複しませんか?
しません。Docker 本番の手順書はイメージと Compose に焦点を当て、本稿はインストール後のチェック、プローブ、WSL2/ネイティブの差です。